【漢方薬メーカー毎の違い】について、大手5社を徹底比較!!!
風邪の初期症状に効果的!葛根湯で早期回復を目指そう
renoba
- 風邪に使える漢方薬シリーズ第一弾。
やっぱり初手は認知度などから葛根湯の紹介ですね。
通し番号の1番を取得している子。 - なじみ深い漢方薬であり、よく聞いたことのある漢方薬だと思います。
- 実は風邪以外にも使える用途が広いです。
常備薬としてお勧めしたい1品です。むしろ手元に1シート(3包)くらい持っておきたいです
Contents
葛根湯(かっこんとう):1
効果効能
コタロー
- 頭痛、発熱、悪寒がして、自然発汗がなく、項、肩、背などがこるもの、あるいは下痢するもの。
- 感冒、鼻かぜ、蓄膿症、扁桃腺炎、結膜炎、乳腺炎、湿疹、蕁麻疹、肩こり、神経痛、偏頭痛。
ツムラ
- 自然発汗がなく頭痛、発熱、悪寒、肩こり等を伴う比較的体力のあるものの次の諸症
- 感冒、鼻かぜ、熱性疾患の初期、炎症性疾患(結膜炎、角膜炎、中耳炎、扁桃腺炎、乳腺炎、リンパ腺炎)、肩こり、上半身の神経痛、じんましん
こんな方に使えます
- 風邪の初期、肩凝り、母乳の出が悪い女性に使われたりします。
- 風邪の初期というのは体表面上の症状(頭痛、寒気 など)で収まっているときのことを指します。裏証(消化器など体の内部症状)に至った場合は時すでに遅しです。
- 故に風邪の引き初めに葛根湯!というフレーズがあります。
- 葛根追加による肩凝り症状の改善があるため目標とするときの症状として肩凝りを伴っているが選ぶ時のキーポイントになってきます。
→肩こりなければ桂枝湯を選択していくことになりそうですね。
- 風邪の初期というのは体表面上の症状(頭痛、寒気 など)で収まっているときのことを指します。裏証(消化器など体の内部症状)に至った場合は時すでに遅しです。
背筋がゾクゾクっとした時(悪寒)に手持ちの葛根湯を飲んで事なきを得ています。
今日は体冷えて・デスクワーク多くて肩と首がガチガチだな…ってときにも重宝しています。
どこで手にいれる?
顆粒タイプ
- クラシエさんのこちらだと1回1包、1日3回で10日分ってところですね。
- 風邪引いた時2、3日程度と配置薬で少し持ってればいいので十二分に足りるかと。
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錠剤タイプ
- 1回4錠、1日3回で5日間使えますね。パッケージされていないので瓶で持ち運びとなり手元にはおけないので家に置く用でしょうか。
- お湯に溶いて飲むってことがしにくいので粉薬が苦手な方以外は勧めません。
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どうやって飲めばいい?
- 市販の葛根湯をお湯で溶いて飲むのが良いです。
- コップに葛根湯顆粒タイプを1〜2包入れて、沸騰させたお湯を注いで溶かしてから飲みましょう。(完全には溶けないことが多いです)
漢方の味が苦手って方には市販の生姜湯を合わせると味がマイルドになって飲みやすくなるのでお勧めです。
生姜湯 くず入り
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生姜湯 くず無し
僕が飲んでいるのは自然王国さんのこちらになりますね。
風邪でなくても冬場は飲んでホッと一息つきます。
甘すぎず、生姜きつすぎずで美味しいです。
葛根湯は葛(くず)の根と書くので「くず」が入っているほうが更におすすめです。(働いている薬局で取り扱ってないので僕は飲めない…)
- コップに葛根湯1〜2包+生姜湯を入れて沸騰したお湯を注いで溶かして飲むだけ!
- 後は布団かぶって寝る!!!以上!!!!!
- 薬を飲んで仕事に行くのはやめましょう。折角汗をかく準備をして養生すれば治るのに残念すぎます。
どんな薬?
構成生薬
- 桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、大棗(たいそう)、生姜(しょうきょう)、甘草(かんぞう)、葛根(かっこん)、麻黄(まおう) で構成されています。
- 桂枝湯(けいしとう)の加方で、葛根と麻黄が追加されて頚部の凝り・発汗作用が強化されています。
- 桂枝湯:桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう) で構成されています。
- 桂枝湯:桂皮(けいひ)、芍薬(しゃくやく)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう)、甘草(かんぞう) で構成されています。
生薬ごとの役割
- 桂皮 + 麻黄:どちらも温める作用があります。体表面の寒邪(冷えとか寒気とか)を発汗させて追い出そうとします。
- 大棗 + 生姜 + 甘草:麻黄が胃への負担大きいためこれらを併用することで消化器を労わってくれています。生姜は温める効果もあります。
- 葛根:首や肩の血流をよくしてくれます。
血流の低下は痛みを引き起こす原因となるため血流改善の結果として肩凝りがよくなるのはわかりやすいと思います。 - 芍薬:頭痛などの痛みを軽減してくれます。平滑筋への血流を増加させて筋肉を緩める作用があります。麻黄の効果にブレーキをかける作用もあります。
注意点
麻黄
- 言わずもがな知られたエフェドリンの原料となった生薬です。劇薬です。
- アドレナリン受容体のα、βの両方に作用します。
- α 血圧上昇作用、瞳孔散大、前立腺収縮、etc…
- β:気管支拡張作用、血管拡張作用、心収縮力増強、etc…
- 気管支拡張作用により呼吸は楽になるのですが、人によっては高血圧、前立腺肥大症の悪化、眼圧上昇、動悸(不整脈など) などの副作用が生じることがあります。
- ドーピングに引っかかります。
甘草
- 偽アルドステロン症という副作用を生じることがあります。
- むくみ・カリウム低下などが現れることがあります。気になる症状が出現したときは医師・薬剤師に相談してください。
- 血液検査をすることで低カリウムについては分かります。
- 詳しくは副作用についてのページをご覧ください。
原因と対策
- 風邪に対して、
- 夏場であれば薄着によるもの、クーラー冷風の直撃などが原因。
- クーラーの風が直接当たらないようにする、羽織れるものを持っていくなどで対策していきましょう。
⇒女性から多い意見として職場が設定温度上げてくれないという考えは捨ててください。それに合わせると男性が暑くて脱ぐしかなくなります。筋肉量の違いから男性の方がどうしても熱を発生させやすいので仕方ないのです。
- クーラーの風が直接当たらないようにする、羽織れるものを持っていくなどで対策していきましょう。
- 冬場であれば寒さや冷えはそこら中にあるので常に寒邪に晒されています。
- 温かい恰好で過ごしましょう。それしかないです。
- お風呂はそのままで入るより 温泉の元 のような入浴剤てきなものを入れると身体の芯から温まるのでお勧めです。肌の乾燥も防げます。
- 寝る前は湯たんぽなどを布団の中に入れておくのが経済的でお勧めです。
- ストーブとクーラーの温風は乾燥するので結果的に喉がやられます。
→喉風邪の出来上がりです。
- ストーブとクーラーの温風は乾燥するので結果的に喉がやられます。
- 夏場であれば薄着によるもの、クーラー冷風の直撃などが原因。
- 肩こりに対して、
- 中医学には「不通則痛」(「通じざれば則ち痛む」)という言葉があり、気・血・水の流れが悪くなれば痛みが生じるという意味です。
- 西洋医学的に解釈すれば、体が冷えると熱の放散を防ぐために血管を収縮させて体表面からの体温の低下を防ごうとします。
→結果として首や肩の血流の低下により痛みを生じるという事です。 - 瘀血が痛みを生じる と言うのもここから考えるとわかりやすいですね。
- 西洋医学的に解釈すれば、体が冷えると熱の放散を防ぐために血管を収縮させて体表面からの体温の低下を防ごうとします。
- パソコン作業が多くて肩を動かす機会が少ないと筋肉を動かすことがなくなるので血流低下します。肩こりによる痛みが出てきます。
⇒たまに肩をゆっくりとグルグル回して血流を改善してあげましょう。無理そうなら肩を上げて落とすだけでも少しは効果あります。
- 中医学には「不通則痛」(「通じざれば則ち痛む」)という言葉があり、気・血・水の流れが悪くなれば痛みが生じるという意味です。
風邪症状を主とした鑑別していく方剤
葛根湯加川芎辛夷(かっこんとうかせんきゅうしんい):2
- 葛根、麻黄、桂皮、芍薬、甘草、大棗、生姜、川芎、辛夷
- 葛根湯+川芎+辛夷された兄弟分的な方剤。
- 葛根湯の証に鼻水や頭痛が強い時に使われます。
麻黄湯(まおうとう):27
- 麻黄(まおう)、桂皮(けいひ)、杏仁(きょうにん)、甘草(かんぞう)で構成されています。
- 初期のインフルエンザや寒気がして咳が強い時に使われます。
- 麻黄湯についての詳しい説明は別の記事でご覧ください。
麻杏甘石湯(まきょうかんせきとう)
- 麻黄(まおう)、杏仁(きょうにん)、甘草(かんぞう)、石膏(せっこう)で構成されています。
- 麻黄湯より寒気は弱いが咳が強い時に使われます。
桔梗石膏(ききょうせっこう):
- 桔梗(ききょう)、石膏(せっこう)で構成されています。
- 咳が強く、喉の炎症強い時に使われます。
小青竜湯(しょうせいりゅうとう):
- 麻黄、桂皮、芍薬、細辛、乾姜、五味子、半夏、甘草
麻黄附子細辛湯(まおうぶしさいしんとう):
- 麻黄、附子、細辛
- 全て温める薬で構成されています。
- 激しく悪寒がし、高熱がある場合に使います。
桂枝湯(けいしとう):45
- 桂皮、芍薬、大棗、生姜、甘草
- 葛根湯の元となった薬です。
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