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元気が欲しいあなたへ!補中益気湯で疲労回復をサポート
renoba
はじめに
- 疲労や虚弱体質に悩むあなたに。
- 虚弱体質や疲労感を感じている方に特におすすめの漢方薬です。
- 漢方薬「補中益気湯」は、エネルギーを補充し、体力を回復する助けとなります。
- この記事では、補中益気湯の効果や正しい使い方を詳しく解説します。
- 日々の疲労を癒し、元気な自分へと導くための情報をお届けします。
- 風邪ひいて治ったんだけど治りきっていないような気がする…。
- 家族が入院して、その対応に追われて元気が出ない…など。
- なんとなく元気が出ない人っていませんか?
- たまに患者さんに聞かれる何か元気の出る薬ない?って聞かれると西洋薬では無いです…の一言しかないのですが、東洋薬では…実はあるんです。
- (西洋薬ではビタミン剤勧められるんですけどね。ある程度これで改善するのも事実で、食事から栄養が取れていないためにおこる軽度の栄養不足が原因です。)
- 東洋薬…つまり漢方薬では補気剤をおススメすることになります。
- 補気剤ってなんぞや?ってかたには解説ページで今後お伝えしていきます。(いつになるかな…)
具体的な薬は?ってことで今回は補中益気湯を紹介していきます。
Contents
補中益気湯(ほちゅうえっきとう):41
効果効能
- ツムラ:消化機能が衰え、四肢倦怠感著しい虚弱体質者の次の諸症:
- 夏やせ、病後の体力増強、結核症、食欲不振、胃下垂、感冒、痔、脱肛、子宮下垂、陰萎、半身不随、多汗症
こんな方に使って欲しい
- 肉体的あるいは精神的な疲労・倦怠感、術後や病後の体力低下、子宮脱、多汗症、弱視・眼精疲労 、食欲低下 などに使われます。
- 精神的なストレスにより肝(かん)の疏泄(そせつ)機能が低下し、全身への気血・津液の流れが悪くなり倦怠感を生じます。(肝の働きについては別ページにて解説予定)
- ストレスきつめな方には理気剤とか柴胡剤を使ったり、併用したりします。
- 漢方的には食事摂取を起点として気血津液を作り出しているので食欲低下は倦怠感の原因となりえます。
- 食欲低下が更にきつい場合は六君子湯を使ったり、併用したりします。
- 精神的なストレスにより肝(かん)の疏泄(そせつ)機能が低下し、全身への気血・津液の流れが悪くなり倦怠感を生じます。(肝の働きについては別ページにて解説予定)
- 中気下陥(ちゅうきげかん):脾虚。筋力低下などにより様々な症状が起こる。
疲れなどにより低下した免疫力を元気だった頃に戻してくれるようなイメージです。
どんな薬?
構成生薬
- 黄耆(おうぎ)、炙甘草(しゃかんぞう)、人参(にんじん)、升麻(しょうま)、柴胡(さいこ)、陳皮(ちんぴ)、当帰(とうき)、白朮(びゃくじゅつ)、生姜(しょうきょう)、大棗(たいそう) で構成されています。
生薬ごとの役割
- 人参 + 黄耆:2つの組み合わせで参耆剤と呼ばれ、2つの生薬がもっている補脾胃・補気作用が強くなります。
- 黄耆:固表作用があり、皮膚表面から気が漏れ出ていくのを防いでくれます。汗が必要以上に出るのを防ぐ作用に繋がっています。多汗症、盗汗(寝汗のこと)がこれにあたります。
- 人参 + 甘草 + 白朮 :茯苓を除いた四君子湯の方剤セットになります。補気剤の代表骨格から来ており、消化吸収を助け、白朮が脾胃からの水分を肺へ送り出し全身への水分バランスを整えてくれます。
- 柴胡 + 升麻:昇提作用があり、気を持ち上げたり、筋肉や組織に緊張をもたらしてくれます。気がうまく上がってくれないと気分が落ち込んだりします。
- 筋肉が弛緩していると手足の倦怠感や上に出ていた子宮脱のような組織が本来の位置より落ち込んできたりします。
- 生姜 + 大棗 + 陳皮:脾胃の調子を整えて消化吸収を助けてくれます。
- 陳皮:みかんの皮です。コタツの中で干からびているアレです。
- 当帰:補血作用があります。血の巡りをよくする作用もあります。
注意点
- 人参:怒りが溜まっているような方には人参が裏(体表面ではなく消化管など)に働きかけて気を貯めこむ力があるため酷い時は怒りが爆発してしまうそう。
- イライラしている人にはそもそも補中益気湯は選ばないのでそりゃそうか…と。
疲労感などに対して鑑別していく方剤は?
十全大補湯(じゅうぜんだいほとう):48
- 気虚+血虚のある方に使われます。
- 十全大補湯についての詳しい内容は別の記事を読んでください。
人参養栄湯(にんじんようえいとう)
黄耆建中湯(おうぎけんちゅうとう)
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