【漢方薬メーカー毎の違い】について、大手5社を徹底比較!!!
【漢方薬メーカー毎の違い】について、大手5社を徹底比較!!!
renoba
処方箋でメーカーが指定されており、なおかつ薬局に在庫が無い場合に疑義紹介で変更依頼をかけるのですが、医師によっては意図的にメーカーを指定している場合があるので注意が必要です。
複数メーカーから出ている漢方薬の違いは?
葛根湯を例にして構成生薬の量を並べてみると?
ツムラ | クラシエ | オースギ | コタロー | |
葛根 | 4.0 | 8.0 | 4.0 | 4.0 |
麻黄 | 3.0 | 4.0 | 3.0 | 4.0 |
桂皮 | 2.0 | 3.0 | 2.0 | 2.0 |
芍薬 | 2.0 | 3.0 | 2.0 | 2.0 |
生姜 | 2.0 | 1.0 | 1.0 | 1.0 |
大棗 | 3.0 | 4.0 | 3.0 | 3.0 |
甘草 | 2.0 | 2.0 | 2.0 | 2.0 |
よく見ると数字がバラバラになっていますね。入っている量が違うってことですか?
構成生薬は一緒ですが、構成割合が異なっています。
クラシエは全般的に他より多い感じですね。
コタローの葛根湯は麻黄の量が多いと言えますね。
ツムラの葛根湯は生姜の量が多いと言えます。
添付文書に記載されている内容を確認
ツムラ
クラシエ
オースギ
コタロー
実は同じ7.5gの薬でも〇g含有するとされているため生薬エキス量も異なり、濃淡の違いがあると言えますね。
濃いものと薄いものがあるってことですね。実際に飲むと違いはありますか?
以前飲んでいた〇〇は飲みやすかった。△△の方がよく効いたと言われることはありますね。
どうしても独特の風味があるため濃いと飲みにくいという事はあると思います。
葛根湯の比較について
医療用で粉タイプを今回は比較しています。錠剤タイプだと生薬構成割合が異なるため必要に応じて確認してください。
また、他の方剤でもクラシエが最も多いわけではないので添付文書を確認してください。
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