【漢方薬メーカー毎の違い】について、大手5社を徹底比較!!!
下痢・吐き気などの消化器症状や口内炎を改善してくれる漢方薬
renoba
- 便秘で困っている方もいれば、逆に軟便や下痢で困る人もいるだろうという事でこの漢方薬。
割と使い勝手の良い漢方で、おなか緩くなったときに飲んでいます。
自分はお腹弱いので外出先には必須で携帯していますね。
子供には使えますか?
うちの子供は苦い!嫌!!!と飲んでくれませんでした…。諦めてミヤBMやビオフェルミンなどを飲ませたほうがよさそうです。
半夏瀉心湯(はんげしゃしんとう):14
効果効能
ツムラ
- みぞおちがつかえ、ときに悪心、嘔吐があり食欲不振で腹が鳴って軟便または下痢の傾向のあるものの次の諸症
- 急・慢性胃腸カタル、醗酵性下痢、消化不良、胃下垂、神経性胃炎、胃弱、二日酔、げっぷ、胸やけ、口内炎、神経症
こんな人に使って欲しい
- 悪心・嘔吐、食欲不振、腹鳴を伴って軟便や下痢、二日酔い、口内炎 などに使われます。
- 悪心や嘔吐という上逆と下痢という下降の症状が同時に起こっている。
- 軟便や下痢について、腹鳴を伴うというのはゴロゴロと雷が鳴っているようなと表現され、お腹は動いているけど…と言う感じです。
- 口内炎については下記に詳しく記載。
何年も口内炎が治らずテラ・コートリル軟膏を処方され続けていた患者さんがいたので半夏瀉心湯を飲むように勧めたところ次回来局時には驚くほどに綺麗になっていたことがあります。
どこで手に入る?
顆粒タイプ
- ツムラさんの顆粒。
どんな薬?
構成生薬
- 半夏(はんげ)、黄芩(おうごん)、黄連(おうれん)、乾姜(かんきょう)、人参(にんじん)、炙甘草(しゃかんぞう)、大棗(たいそう) で構成されています。
- 脾胃の不和に対して、半夏、乾姜、人参:温性薬 と 黄芩、黄連:寒性薬 が調整を果たしてくれます。
生薬ごとの役割
- 半夏・乾姜:悪心・嘔吐の抑制する。
- 生姜ではなく乾姜とすることでより一層の温性薬としての作用が増強されている。
- 半夏の嘔吐抑制作用は小半夏加茯苓湯の項目で詳しく記載。
- 人参:消化吸収を促進し、全身機能を改善する。
- 炙甘草・大棗:消化管の正常な働きを助ける。
- 黄芩・黄連:消炎、解熱作用と健胃作用により吐き気や下痢を抑制してくれる。
- ベルベリンという苦味健胃成分を含んでいる。苦みの原因…。
抗がん剤による口内炎について
作用機序
- 抗がん剤の多くで発症し、分子標的薬でも発症することが知られている。
- 主に活性酸素により粘膜組織が障害され口内炎が引き起こされる。
- 半夏瀉心湯には抗酸化作用、抗炎症作用、抗菌作用、鎮痛作用、組織修復作用があるとされ、口内炎の治療期間を短縮してくれる。
- 各種活性酸素を除去することが証明されている。
- 組織損傷を修復する作用はあるが、がん増殖には影響を与えていないとされている。
口内炎に対する使い方
- 潰瘍を生じているレベル:半夏瀉心湯 1包を少量の水と混ぜて潰瘍部分に塗布する(パテを塗る感じ)。
- 難治性の口内炎:お湯で溶かして含嗽し服用する。飲み込むのがつらい時は含嗽後に吐き出してもよい。(黄連のせいで割と苦いです…。)
- 通常の口内炎でも1日3回を数日続けていると治りが早くなります。
- 抗がん剤による口内炎予防:1日3回、1回1包を服用しながらがん治療を行うと口内炎の発生を予防できる。
- 難治性の下痢:半夏瀉心湯をお湯で溶かして蜂蜜と生姜を入れると非常に効果が高まります。
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