概要
ここでは漢方の言い回しや用語を纏めていこうかと思っています。用語が難しいのがとっつきにくい原因…。ほんと難しいから勘弁してほしい。
ある程度まとまってきたら分類をしていこうと思います。現在は書き出しと抽出がメイン。
・西洋医学でいう各種臓器や用語とは概念と役割が違うので気を付ける。(もう勘弁してほしい…)
あ~お
- 胃気逆(いきぎゃく):
・飲(いん):さらっとしたような湿。
・陰(いん):血 + 津液。寒。
・陰液(いんえき):
・陰虚(いんきょ):
・営気(えいき):脈中を巡っている気。
・瘀血(おけつ)/血瘀(けつお):
・温煦(おんく):代謝を行って人体を温める。
か~こ
・加(か):何かを加える。方剤に生薬を足すときにする表現。
・寒邪(かんじゃ):寒冷などにより引き起こされる。寒い環境や冷たい飲食物から引き起こされることも多い。気血の流れを悪くし、寒気・冷え・痛みなどを生じる。皮膚や筋肉を縮こまらせて、汗が出なくなったり、筋肉が引きつったりする。→温めて発汗させてやる。
・気(き):生命活動や生理機能。推動、温煦、防御、固摂、気化の働きがある。
・気化(きか):気の機能の一つで、ある物質を別の物質へと変化させる物質代謝。
・気虚(ききょ):元気がない、疲れやすい などの症状。→補気法で治療していく。
・気滞(きたい):張ったような痛み・つかえ・膨満感などを生じる。陽気不足、瘀血・痰飲・飲食・肝の疏泄鬱滞、
・去(きょ):何かを取り去る。方剤から生薬を取り去るときに使っています。
・去痰(きょたん):
・竅(きょう):
・気滞(きたい):気の滞り。張っているような痛み・つっかえ感・膨満感を訴える。
・経絡(けいらく):
・血(けつ):腎の気化作用と心の心火作用で津液を混ぜ合わせると血を生じる。
- 血虚(けっきょ):顔色、皮膚、毛髪につやがない・爪がもろい・目のかすみ・頭のふらつき などの症状。
- 血虚 ≠ 貧血。
・解表(げひょう):
・解表法(げひょう):
・固摂(こせつ):気の機能の一つで、血・津液・精が漏れ出ていくのを防ぐ作用。
・五臓(ごぞう):心・肺・脾・肝・腎(・心包)で構成される。心包は別として(?)、中身が詰まっている臓器と覚えればいい。
さ~そ
・三焦(さんしょう):
・瀉火(しゃか):熱の過剰な状態を改善すること。
・粛降(しゅくこう):下へ送り出すこと。
・小腸(しょうちょう):
・心(しん):精神・意識 などを管理している。
- 腎(じん):精を蓄えている。骨・歯と関りがある。耳・泌尿器・生殖器・直腸・肛門の病気と関りがあるとされる。
- 津液が腎の気化作用 + 心の?(引き上げる作用)で必要なものは肺へ、不要なものは膀胱へ送り出す。
- 腎陰(じんいん):物質的なもの。
- 腎陽(じんよう):エネルギー的なもの。
・津液(しんえき):
- 腎精(じんせい):成長・発育・生殖に関わっている。
先天の精(父母から生まれながらに受け取ったもの)と後天の精(呼吸と食事から補充されるもの)で構成され、腎で蓄えられている。加齢とともに先天の精が消費され、尽きると亡くなる。とされる。
・水(すい):
・水穀(すいこく)
・推動(すいどう):気の機能の一つで、血・津液を巡らせ、体中に広く行き渡らせる。
- 先天の精:生まれた時点で父と母から受け取ったもの。増えることはなく減る一方。後天の精で補充しているが
- 充電ができるバッテリーと考えるとわかりやすいか。最大容量が人により異なり、加齢とともに最大充電量が低下していく。
・宣発(せんぱつ):外・上に向かって送り出すこと。毛穴からであれば汗、
・糟粕(そうはく):栄養を搾り取った残りかす。(おしっこ、うんち)
た~と
・大腸(だいちょう)
・痰(たん):粘っこい湿。
・痰飲(たんいん):痰・飲の境界があいまいなためまとめて言うことが多い。痰湿や水飲ともいう。一か所に留まるようなものではなく流動性をもっている。
な~の
は~ほ
・肺(はい):気を主り、呼吸を管理する。
・半表半裏(はんひょうはんり):体表部でも深部でもない中間部分の事。主に三焦をさす。
・脾(ひ):西洋医学的な脾臓とは異なる。
・表(ひょう):体表部のこと。
・表証(ひょうしょう):発病の初期段階で病邪が浅い表にあって、悪風寒・発熱・脈が浮の病態。→解表法で治療する。
・風邪:(ふうじゃ)
・腐熟(ふじゅく):発酵的な意味。
・不通即通:通じざれば則ち痛む という意味。
流れが悪いと痛みが生じる と解釈するとわかりやすい。
・補陰(ほいん):
・防御(ぼうぎょ):気の機能の一つで、病邪が侵入しないようにしたり、入ってきた邪を追い出そうと抵抗する。
・補益(ほえき):
・補血(ほけつ):
ま~も
- 瞑眩(めんげん):治療の過程で一時的に症状が悪化したり、思ってもみない症状が出現することがある。有害な作用との区別が難しいが症状出現後は急速に良くなっていく。
→有害作用とは異なるため注意が必要。
や~よ
・陽(よう):気。
・陽気(ようき):気のことを機能的な面で陽気と呼ぶ。
・陽虚(ようきょ):→温陽法で治療する。
ら~ん
・裏(り):体内の深部や臓腑のこと。
・老化(ろうか):加齢などにより腎精が不可逆的に消耗していき、虚弱化していく。
・六淫(ろくいん):
・六腑(ろっぷ):小腸・大腸・胃・胆・膀胱・三焦 中身が詰まっていない臓器と覚えればいい。飲食物を貯める・消化・送り出して・糟粕を排泄する。